震災遺構
先日、山元町にある中浜小学校を訪れました。中浜小学校は2011年の東日本大震災で津波が押し寄せて被害を受けた建物で、現在は震災遺構として公開されています。中浜小学校の避難者は児童、教職員、保護者など合計90人で、全員が屋上に逃げて無事だったそうです。

立ち入り可能なエリアから様々な部屋の被害の様子を知ることができました。根元から押し倒されたコンクリート製の柱、はがれ落ちた天井、折れ曲がった鉄骨…私自身、津波の被害を受けた建物に入るという経験が初めてだったのですが、実際に多くの被災物を目の前にして、あの日襲った津波の恐ろしさを感じ取ることができました。

校舎2階には、震災前の学校周辺地域のジオラマや学校の敷地全体の模型、学校の記憶の展示が置かれていました。学校の記憶の展示からは、この学校が過去の教訓を活かして事前に津波・高潮対策が施されていたこと、日頃から防災教育が行われていたこと、地震後の冷静な判断・行動が取られていたことなど、全員の命が助かった要因を知ることができました。
屋上には屋根裏倉庫がありました。児童に津波を見せないよう、この倉庫に避難させたそうです。倉庫の中は敷かれた段ボールや学芸会の劇の衣装などが残されており、当時児童達が一夜を過ごした状況そのままになっていました。
震災から14年経ちましたが、今回震災遺構を訪れ、改めて防災意識の大切さを学びました。皆さんも機会がありましたら是非訪れてみてください。
スタッフ N・H
