士への道のり

参考書

 道路コンサルタントによく見かける資格として測量士、RCCM、土木施工管理技士、技術士があります。
そのなかでも技術士の一次試験を私事ですが今年はじめて挑戦してきました!
受験するにあたり、当社で既に合格している方にお話を伺ったところ昔はもっとハードルが高かったようです。
その当時のお話もあわせて試験についてご紹介しようと思います。

 一次試験はマークシート方式の三科目(基礎・適正・専門)の試験になります。それぞれ50%以上の正答で合格となりますので正直最初に思ったことは、意外と簡単なのでは…です。
しかし、毎年の平均合格率は50%未満になっているのです。
そのわけを痛感したのが試験の勉強時でした。

 そもそも技術士にはテキスト等はありませんので参考書とよばれるものは過去問のみになります。今まで受験した資格のものはテキストがあってその中から出題されるのがほとんどだったので、はじめて過去問を解いたときにわからないのはもちろんなのですが解答をみても?が頭に浮かぶような状態で受験する以前に挫けそうになる場面が多数ありました。
現実はそう甘くありませんでしたね(遠い目)。

 上記に書きましたように今回の試験はすべてマークシートのみの回答でしたが、いまから20年以上前はまた違った試験方式をとっていたようです。
共通・専門(選択・記述)の試験になっており、いまと大きく違う点は全ての問題に回答することと一次の時点で記述もしなければいけないところですね。
問題数は少ない分範囲が広く全問回答のため、もし自分がまったく手を付けていない分野の問題がでたりしてしまうとぞっとしますね。
特に記述問題は自分の言葉で説明しないといけない分、私では文章能力が乏しいのでこの時代の試験ではなくよかったなと…つくづく実感しています。

下の画像は平成5年の受験票と今年の受験票になります。
当時の過去問や参考書など、見た目は難しく見えるのですがある程度の問題はいまに繋がっているように思います。

 東北では宮城県のみが会場でしたので自分の席を探すのも大変なくらい、多くの方が当日試験会場にいました。それほどこの資格は技術者であれば取得しておくべきものなのかもしれないと感じました。

 来年の2月に合否の判定が届くのでそれまでドキドキですが、今回はあまり自信がないので落ちているような気がします…。その時は一回目だから!を理由にポジティブに切り替えようと思います。
また、当社では約半数の者が修習技術者として活動しておりますので早くその一員になれますよう合格に向けて頑張っていきたいと思います。